6. NFTとブロックチェーン

capture.xで活用しているブロックチェーン

capture.xではNFTを保存するブロックチェーンとしてPolygonを現在採用している。

近年ビットコインやイーサリアムを始めとするメジャーな暗号資産(仮想通貨)は、Proof of Work(PoW)と呼ばれるマイニングによって成り立つことで、環境負荷が高いと見做されてきた。その主な理由は、マイニングは計算競争であり、その計算に勝ったマイナーが、その都度に発行されるコインを手にいれる仕組みを採用しているためだ。そして、最も大きな問題は、その計算内容にある。ビットコインやイーサリアム(the Mergeへのハードフォーク以前)などの仮想通貨におけるマイナーによる計算内容は、まったく意味のないものとなっている。ただ競争のためだけに、コンピューター(CPU、GPU)への負荷の高い不可逆な計算式を課しているだけとなる。負荷が高いため、電力消費量が非常に大きく、結果環境負荷が高い状態となっている。

capture.xは、カーボンニュートラルの実現を加速するためのアプリであり、NFTを保存するブロックチェーンの選定の第一は、環境保護の観点で良いかどうかとなる。技術的なスペックは、第2の評価で選んでいる。

その結果、現時点で採用したブロックチェーンはPolygonである。マイニング維持のための電力消費が最も効率性の高いブロックチェーンの1つであることと、デジタルオーナー間のNFT送受信におけるガス代(送信料)が最もリーズナブルな水準の費用で維持される可能性が高いことが挙げられる。

ブロックチェーンについては、随時全世界の中で環境保護と技術的な観点の双方から最適なものを活用していく予定であり、マルチチェーン(複数のブロックチェーンを利活用する)対応になる可能性もある。またcapture.x独自チェーンの研究開発も日夜続けており、独自チェーンの採用も視野に入れている。

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